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20分の鑑定時間でも実質は5分しか占いしていない?!占い師による鑑定時間のペース配分について

日頃Twitterではいろいろと書き込んでは様々な方と交流しているのですが、

そのなかで占いお話をしていると占い師さんからリプライ(返信)をいただくことがあります。



先日「『なんで私はツイてないんだ?』人は悩みが多くなると自分を・・・」というツイート(一つの前のブログ https://yakumolesson.com/2020/01/01/unlucky/ のもとになったもの)に、

野森ケイトさん(http://@celtic_forest) さんから、

「漠然と『運気を見てください』って方、意外と多いんですよね 何をどう聞きたいのか、具体的に言ってもらえないと占いもピンボケしてしまいます。。。そゆ時は逆にこちらの腕の見せ所でもあったりはしますけどね✨」


というリプライをいただきました。

たしかにその通りなんです。漠然と「占ってください」といわれると占い師さんは困ります。

たとえるなら「お母さんお腹すいた、何か作って」『何かってなによ、食べたいもの言いなさい。お母さんだって献立を考えるの大変なのよ』というのに似ているかもしれません(笑)

 

この場合のお客様が漠然としているのは以下の二点があるのかもしれません。

・鑑定の導入部分でお客様ご自身が悩みを把握されていない。


・占いを魔法、それを扱う占い師を魔法使いや霊能者かエスパーのようなもので全てお見通しだとお客様が思っている。


のどちらかのパターンが多いように思います。

 

どちらにせよ私達占い師はお客様に傾聴する姿勢と、

問題の細分化の為に5W1Hを意識しながら問いかける必要があります。
(5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を指し示す言葉です。)

 

その上で気を付けなければならないのは鑑定制度です。

大きく分けて二つになるのですが、その二つとは件数制と時間制です。
(最近は電話鑑定占いで使われる一分いくらの分数制や、メール鑑定で用いられる文字数制などもあります。)

 

一件いくらの件数制のお店ならじっくり時間をかけてお悩みを聴くことが出来ます。

じっくり時間をかけてくれることに対して最初は良い先生だ言われますが、

・時間をかけすぎると必然的に占い師の売上が少なくなり大変な割に生活が苦しくなります。

・時間をかけ過ぎだと不評を買う可能性もあります。

またその後に並んで待ってるお客様がいたとしてもいつ終わるか分からないまま長時間待たされるために、お客様の時間がなくなり帰ってしまわれる可能性もあるでしょう。

 

その点、鑑定時間が決まってる時間制ならば後ろに並んでくれているお客様がいても待たせることはないでしょう。

しかし時間制はデメリットもあります。

・早く終わると時間が余る → 結果お客様が損な場合もある。

・じっくり時間をかけられない ≒ 後ろに次のお客様がいたら延長は不可の為そのお客様は不完全な状態かも?

 

それよりも冒頭でお話したように

・お客様がご自分で悩みを把握していなかったり

・感情的になっていたり

・情報が多すぎたり

・お話が不得手だったら

分数中ほとんどがお客様のお話で終わってしまいます。

すると実質の占いを使った鑑定時間が非常に短いことが分かります


なんと20分鑑定(相場は2,000~3,500円程度)だと鑑定時間が5分前後しかない?!のです。


 

次にモデルケースをあげます。

例)鑑定20分の場合


・占い師のご挨拶(30秒) 「こんにちは(初めまして)、今日はどのようなお悩みのご相談ですか?」



・お客様の悩みのご説明(10〜12分) 「仕事と恋愛なんですけど。仕事があっているのか、それと今付き合っている・・・」



・時系列の整理とお話の動作の主語が抜け落ちているために不明な点を誰の言動か?と占い師が訊き直す(1分)


・再びお客様からの補足説明をいただく(3分)


20分から以上を差し引いた残り時間は・・・


 ⇒実質の鑑定時間3:30〜5:30


 

この短い実質の鑑定時間(3:30〜5:30)中に占い師は占いに必要な所定の所作と、お客様に納得していだけるようにお話しいただいたお悩みの問題となるポイントの指摘をして、相性や未来のことを占いから得られた結果の根拠となる説明をします。この最後の実質の鑑定時間に占い師が流れるような早口になるのは時間が短いところに伝えたいたくさんの情報を詰め込むためなのです。



お客様にお時間いただけるともう少しお話ができる場合がありますので、お時間に余裕があるときはぜひとも長めに鑑定時間のご予約なさることをおすすめします。10分や20分では鑑定内容が最大でも1~2件が限界です。

例えるならマッサージ屋さんでいえば、部分クイックマッサージなんです。マッサージ屋さんからすれば全身のコリをほぐして根本からよくするべきで最低でも30分、じっくりするなら60分以上は要るのではないでしょうか。10分や20分そこそこでは肩だけや腰だけといった部分をほぐすだけになり他の部分は凝り固まったままだから、体は繋がっていますからその他の固まった部分の影響で肩や腰も凝るのだとマッサージ屋さんはわかっているので、全身マッサージをオススメしてくれるのだと思います。



さて時間制の鑑定で、お客様が話し始めてすぐに占い師さんがまずせわしなく生年月日を尋ねてきて命式を立てたりチャートを作り始めるのは、お客様からしたらちゃんと聞いてるのか分からないと不安になりますよね。占い師がなぜそのような行動にするのかと言えば、すこしでも時間短縮して最後になるとても短い実質の鑑定時間を増やす為です。時間が少しでも長くできればクオリティの高い鑑定をご提供できる可能性が高くなります。占いのご説明やヒアリングやカウンセリングの時間も取れるためです。

ベテランの全占い師はそれをしながら ちゃんとお客様のお話をしっかり聞いていますので、お客様は安心してお話しを続けて下さい。

タロット占い師さんが話の途中あたりからタロットをシャッフルし始めるのも同じ理由です。

準備が完了したら占い師は手を止めお客様に視線を向け真剣に聞いています。

 

逆なことを言いますと、それだけ占い師はヒアリングの時間が大切であることも分かっています。お客様のお話をもれなく聴くことにより、どこに開運のきっかけとなる鍵があるのか探っています。

良い占い師は「占い技術」そのものと「ヒアリング」をとても大切にしています。雑談ではなく他人の話を真面目に理解しようとするとそれだけでも本当に大変なのですが、ヒアリングと占い技術を駆使するだから鑑定時間中は全く気を抜くことはできませんし鑑定を数件こなせば普通はくたくたになってしまいます。私もご予約が多い日の夜は疲れ切って気絶したかのように眠ってしまいます。



さて延々と占い師の腕の見せ所・・占い師による鑑定時間のペース配分にについてお話をしてきたのですが、我々占い師の鑑定の腕よりも占い鑑定の席ではお客様が主体です。だからこのような占い師の鑑定の裏話はお客様には関係ないお話ですが、知って頂いていればよりよい鑑定を受けられると思います。

 

またこれから占い師を目指す人や、もっとよりよい鑑定を心がけたい占い師さんにとってご自身の鑑定スタイルを考えていく契機にしていただければ幸いです。

占い師 占い講師

萩原八雲 拝
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