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いま世界は「ゆりかご」の中で育っている。

目次

世界が「ゆりかご」の中で育っているとは?

いま地球上に生きる我々人類のほとんど誰もが経験したことのない未曽有の危機を体験してます。

それは新型コロナウィルスウィルスによって2019年に始まり、2020年に猛威を振るい今に至るまで起きているパンデミックに他なりません。

しかし実ははこれがとても大事な時期であり、いま世界はゆりかごの中で育っている途中なのです。
なぜ世界がゆりかごの中で育っていると例えたのかをを歴史を振り返りながらそれに統計と西洋占星術を織り交ぜて解説していきます。

かの現代物理学の父ニュートンもパンデミックの苦境の中で閃いた

ニュートンはペスト禍で大学が閉鎖され、郷里に帰省していた1665年に万有引力の法則を発見し、のちに発表しました。

それは世界を一変させるものでした。

その1665年は天文学でいえばグレートコンジャンクション(20年に一度、木星と土星が会合〈重なる〉する日)が起きた年でもありました。
2020年12月末と同じくありました。

つまり今のこの苦境は世界を一変させる発見や発明の揺籃(ゆりかご)となっていると私は思います。

繋がらないことは個が熟すことになる

(図「ニュートンのゆりかご」。和名「カチカチ玉」)

我々の近代以降のスタイルは緊密に連絡を取りあって価値を生み出すために、局所(都市や会社)に過密に集合する生活をしてきました。
近年は通信機器やSNSなどの発達させた弊害もあり、常に絶えず他者を意識せざるを得なかったのです。

しかしこのパンデミックによる巣ごもりはそれを一時的にですがそれを強制停止させました。
それは絶えず繋がっていた我々に暗澹たる孤独感をもたらしましたが、
一方で静けさの中の個人の自由も感じさせることになりました。

つまり個人が常に意識していた他者に惑わされず済むことになったのです。

時々孤独に打ちひしがれるという言説を見かけたり、その解消を目指して無闇矢鱈と人と繋がろうと計画してうまく行かないということもあるようですが

分断・制限されて悲しいと嘆いたり、この事態に逆らうことばかり考えるよりも

これから先、とくに成人には来ないかもしれない自分だけの静かな時間を楽しむべきだと思います。


そうすればそれぞれの個が熟し、

いづれこのコロナ禍が終息し、皆が集合した際に

一気に新たなものが「万有引力の法則」のように誕生すると確信しています。

歴史に学べば、人類をたびたび襲ったパンデミックは2~3年で終息しています。

100年前に起きたスペイン風邪などの歴史に学べば、人類をたびたび襲ったパンデミックは2~3年で終息しています。

たしかに人の寿命が50年の時代であれば2~3年は人生の4~5%を巣ごもりで空費したと悲嘆にくれていても仕方がなかったでしょう

ですがいまや平均寿命は100年に迫る勢いであり、現在世界の最高齢は日本女性でこの間118歳になられました。
はつらつと動ける日本人の健康寿命は現在でも男性約72歳、女性は約75歳です。

その年齢よりも若い人は、栄養バランスを考え、しっかりと睡眠を摂り、そして適度な運動といったアンチエイジングを少し意識して行えば

巣ごもりぶんの2~3年くらい健康寿命は伸ばすことだってできるでしょう。

そうすれば日々の生活のクオリティもあがり一石二鳥だと思うのです。

人生も世界も七転び八起き。

20世紀の社会学の金字塔『ディスタンクシオン』(ブルデュー著)のいうように
各々の属する「ハビトゥス」や「界」や「文化資本」によって立場の違いがあるのですが、
それが未知のウィルスの出現によって様々な意見が飛び交ってしまってまとまることがないばかりが、各々の立場や格差がより明確になり埋められない溝があることが分かっただけでした。

その影響で各国の行政の打つ政策が後手後手になり混迷をさらに極めてしまったのです。

また感染対策の為とは言えロックダウンや往来制限を全世界でおこなっている現状は、人類史が始まって以来、世界の経済を意図的に停止させたという前代未聞の事なのです。

あらゆる意味で今回の事態は歴史上で初めての事態が続きました。


しかし人生も世界もその誕生以来ずっと七転び八起きなのです。
大量絶滅も氷河期も乗り越えてきたからこそ今の我々があります。

そのたびに知識と経験を蓄えて今の文明を拡大してきました。

さてそんな歴史から考えれば、アフターコロナは素敵な新時代の幕開けになる事が確信しています。

世界を一変した万有引力の時よりももっと飛躍した出来事が登場するかと思うだけで私なんかはワクワクしてきます。

世界とともにゆりかごに揺られて素敵な未来を夢見ようじゃありませんか・・・zzz。

(文:萩原八雲)

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